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TOEIC®800以上のための学習方法(中級者向け) (回答者:yukari先生)


英語講師歴18年のyukari先生は、官公庁での通訳や医療翻訳記事執筆、字幕吹替など様々な翻訳業務にも携わっておられます。レッスンプランは幅広く、英検®・TOEIC®対策から大学受験対策まで、ハイレベルな対応が可能です。今回は、yukari先生に「TOEIC800以上のための学習方法(中級者向け)」についてインタビューさせていただきました。

さっそくですが、「TOEIC800以上のための学習方法」についてyukari先生はどのようにお考えでしょうか?

■まずはPart5を制覇しましょう

TOEICは、Part1~4(Listening)、Part5~7(Reading)がありますが、私が最も重要視するのはPart5です。
合計30問ありますが、9割以上確実に取れるようにひたすら繰り返し勉強しましょう。反射的に回答できるようになるまで、Part5以外は勉強しなくてもいいと思います。

■間違えた箇所を精査しましょう

必ず何故間違えたのか?を精査してください。単語がわからなくて間違えたのか、文法が理解できずに間違えたのか、ミスが何故起きたのかを理解して次に進みましょう。

■スキマ時間に取り組みましょう

ちょっとした毎日のスキマ時間、通勤通学中などにいつでも取り組めるように工夫しましょう。アプリを活用すれば、更に効率よく勉強できると思いますよ。

まずはシンプルにPart5から始めて9割以上を目指すこと。なぜTOEICにおいてはPart5がもっとも大切なのですか?

やはり、生徒さんの中には「どこから勉強していいのかわからない…」「より効果的な順番は?」と悩まれている方も多いと思います。私(先生)はいつもPart5から取り組んで一点突破しましょう、とお伝えしています。
Part5がしっかりできていれば、応用問題であるPart6や7も、自ずとスコアが上がっていきます。
Part6や7は、所謂、長文読解問題ですが、Part5で問われている文法や語彙力のセンテンスの集合体、Part5の応用問題と捉えたほうがよいと思います。洋書の小説とは違いますので。

■次はPart7の長文を制覇しましょう

Part5の次は、Part7です。Part7のシングルパッセージ問題を繰り返し解いていきましょう。
Part6よりも先にPart7をお薦めする理由は、空白箇所、穴埋め問題の無いパッセージを読むことによって、英文に慣れるためです。
シングルパッセージに慣れたらPart6の問題にチャレンジして、穴埋めしなければならない単語がすぐイメージできるか意識しながら解いていきましょう。Part59割突破→Part7シングルパッセージ→Part6の順番です。
この3つがスムーズにできるようになったらPart7ダブルパッセージ、900が射程圏内に入ってきたらトリプルパッセージへと進んでください。やることは少なく明確にしておくことで目標が絞りやすくなります。一点突破の全面展開です。

まずは、ListeningよりもReadingを中心に学ぶのですね。

そうですね。リスニングは、どれくらい聞けるようになったのか?自分の成長度合いを実感しにくい点があります。耳が慣れるまでには時間が必要ですし、知らない単語であれば、あるいは慣れていない文型ですと、聞いても理解するのも難しいですよね。なので、まずはReadingからの学習をお薦めします。
傾向としてListeningよりもReadingのスコアのほうが高い生徒さんが多いように思います。特にPart3と4はテクニックが必要です。

■Part3と4 解き方のテクニック

1つの問題文に3つの設問があります。
問題文読み上げの前に、設問に目を通し、できる限り答えの選択肢にも目を通しておきましょう。
何となくこういった話なのかな?と想像付けておくことが大切です。ある程度イメージできた上で聞き始める意識を持ちましょう。
Toeicの場合、概ね、問題文の順番に設問がされていきますので、
回答する際は、設問毎にその幾度答えを選択していくようにしましょう。そして、次の設問に移るまでの空いた僅かな時間でも、次の回答の選択肢にできる限り目を通していく。ひたすらこの繰り返しです。

■リテンション(短期記憶力)

Part3と4では、設問毎に直ぐに答えを選択していく方がよいと言いましたが、それは短期記憶が難しくなるからです。
聞いているうちに、最初の設問の答えを忘れてしまって、次の設問へ。なんてこともあるかと思います。
馴染みのある話題や言葉であれば、短時間でも頭に留めておくことができますが、負荷が大きくなるTOEICテストでのListeningでは、状況設定も複雑で、それも難しくなります。
問題文全体の理解を問われる、いわゆる、意図問題も、上記の、問題文のポイントになる設問部分を着実に捉えていく方法で、対応できていきます。

最初のうちは、設問を確認しているうちに、問題文が始まる。殆ど、想定するヒントを掴めないかもしれませんが
Toeicの場合、状況設定が似通ったものが多く、
繰り返していくうちに、僅かな情報でも、聞き取る際に参考になり、把握できる内容が多くなってきます。

日常の会話でも、すべての会話を聞き取れているわけではありません、常に、相手のいう事をいくつもの選択肢を想定しながら先読みしながら、理解しています。
TORICの先読みも、単なる試験対策ということだけでなく、日常会話の上達にも大変効果的だと思います。

■事務局よりコメント
清々しいさっぱりとした雰囲気のyukari先生。TOEICスコアUPに悩む学習者さんへのアドバイスは「まずはPart5から」と、とってもシンプルです。多くの学習者さんは、「何から始めれば効果的なのか?」と悩んでいるのではないでしょうか。そんなときは、クリアに道筋を示してくれるyukari先生に一度ご相談くださいね。

 

 

オンライン英会話[大人の英会話倶楽部]の日本人講師:クレバーで爽やかな yukari先生のプロフィールはこちら↓
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