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初心者におすすめの語彙力増強法:「ひとりごと」と「日記」で言葉を長期記憶に残す秘訣


英会話力の上級者ほど語彙が豊富なのは間違いありません。しかし、英単語の暗記は、特にミドル・シニア世代の方にとって「もう覚えられない」と苦手意識を持ちやすい難題です。単語だけを切り離して暗記するよりも、「体験記憶」を活かし、日常の中で自然に語彙を増やしていく方が、はるかに効率的です。

この記事では、ネイティブが使うような自然な英語表現を踏まえ、記憶力に頼らず、日常の身近な行動から語彙力を増やす2つの秘訣と、オンライン英会話での具体的な活用法をご紹介します。

秘訣1:恥ずかしがらずに「ひとりごと」を英語で言う習慣

私がいつもおすすめしているのは、「ひとりごとを英語で言う」習慣です。自分が今していることをパッとその場で言ってみることで、日常で使う、生きた語彙に自然に気づくことができます。

日常あるある:日本語では意識しない語彙に気づく

例えば、料理をしているとしましょう。「玉ねぎをみじん切りにします」という日本語が、英語で何と言うか、意外と知らなかったりします。(みじん切り=Dice onions.)。ただ切るだけでも、cutだけでなくdiceやsliceなど、複数の単語があることに気づかされます。

最初はとても恥ずかしいかもしれませんが、レッスンで言おうと思ったことをその場で口に出してみることで、語彙が「行動」と結びつき、長期記憶に残りやすくなります。

単語だけでなく「例文」をセットで覚える

わからない単語はメモしておき、あとで調べた際に、必ず単語だけでなく「例文をみる」ことを心がけてください。例文を見ることで、名詞なのか、他動詞なのか自動詞なのか、その単語が文章の中でどう使われているかを同時に覚えることができます。ただ単語だけを調べても使い方がわからなかったり、それをどう語彙力に繋げるのかが難しくなります。

秘訣2:「ジャーナリング(英語日記)」でアウトプットを鍛える

ひとりごとで言ったことは何かにメモしておかない限り忘れてしまいます。それを「日記(ジャーナリング)」として残すことで、英語を考える時間も増え、語彙力アップにつながります。

他人事でなく「自分事」を表現する

英単語を覚える際、他人事の例文よりも、自分の日常や職業について話してみるのが最もやりやすいです。自分の日常や仕事の話は自己紹介にも繋がり、身近なものから語彙力を増やせます。

添削とアウトプットで「生きた英語」に直す

暗記で覚えた単語を日常会話で使ってしまうと、教科書英語や硬い表現となり、やはりおかしくなってしまうことがあります。日記でライティングを重ねて、オンラインレッスンを通じて先生に言ってみることで、自然な言い回しやネイティブが実際使っている単語などに直していけます。添削やアドバイスも可能です。

語彙力増強あるある

「単語帳で覚えた表現をレッスンで使ったら、『それも正しいけど、私たちは日常会話ではこう言うよ』と直された。」

これは、単語帳が必ずしも「生きた英語」ではないためです。自分の書いた作文を英語に変えて言ってみるのは、とても語彙力を増やせる方法です。そのノートをいつでも見直せるようにしておくと、それが習慣化し、更に効果的です。

まとめ:毎日5分、1分でもいいから「ひとりごと」を

英語学習は繰り返し、積み重ねが大事なので、毎日5分でも、1分でもいいので「ひとりごと」して語彙力UPをやっていきましょう。机に向かって教科書を開いてやるのは大変ですが、自分の日常を素材にする学習なら、無理なく継続できます。

英語を話すことにも徐々に慣れていきます。自分のこと、身の回りのことが言えるようになった次のステップとして、ニュースや映画の感想を人に伝える練習へと進みましょう。最終的には会話につながる語彙力を増やしていけるはずです。

初心者の語彙力アップに関する疑問(FAQ)

Q1. 単語帳の暗記よりも「ひとりごと」の方が効果があるのはなぜですか?
単語帳の暗記は「短期記憶」に留まりやすいですが、「ひとりごと」は日常の行動や感情と結びつく「体験記憶」として脳に記録されます。また、「何て言うんだろう?」と能動的に考えるプロセスが、学習効果を飛躍的に高めます。
Q2. 新しい単語を覚えるとき、例文まで見る必要はありますか?
はい、あります。例文を見ることで、その単語が「どういう風に文章の中で使われるか」(文の構図、品詞、前置詞など)を理解でき、語彙力と文法力が同時に身につきます。単語だけを覚えても、使い方がわからなければ会話で活かせません。
Q3. 英語学習の継続が難しいです。毎日続けるコツはありますか?
コツは、「机に向かわない学習」を取り入れることです。毎日5分でも、1分でもいいので「ひとりごと」をしたり、日記を数行書いたりするなど、生活リズムの中に組み込みましょう。大人の学習は繰り返し、積み重ねが大事です。

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