国籍はイギリス、母国語も英語で、ご両親が日本人の日系イギリス人のAlex先生には「英会話学習で大切なこと」を先生ご本人が、日本語学習者として、わたしたち英語学習者と同じように試行錯誤しながら経験した勉強方法などを踏まえた興味深いお話が伺えました。
では早速、「英会話学習で大切なこと」についてお聞かせください。
はい。全レベルの生徒さんに共通して言えるのが、わからなかったことはそのままにしないで聞くこと。または調べること。初心者の方に多いのが、わからない時に笑ってYESと言ってしまうことはやめましょう。
とても気持ちはわかりますが、話がわかっている、伝わっていると思われてしまうですね。ですので、わからないことはいくらでも聞き返していいので、聞いてください。そこがとっても大事だと思います。
わからないことはそのままにしない。きちんと聞くこと、ですね。日本語の感覚でYESと言ってしまったり、わからないまま相槌を打ってしまったりすること心当たりがあります。
はい、その相槌もですが、上のクラスの方で特に多いのが、日本語と同じペースで相槌を打たれる方がいらっしゃいます。英語は基本的にはアイコンタクトをとっていれば伝わっている認識なので Yes, Uh-huh.とやってしまうと、急かしているような印象を与えてしまう可能性があります。そこは、日本語の会話と少し違うので気をつけてみてくださいね。スッと会話に入れればいいですが、そうできない方は手をあげてみるなどもいいと思います。
そして中級者、上級者の方の英語学習で大切なことは、単語などはすでに身についてきている方も多いので、「単語の違い」、似た意味の単語のニュアンスの違いなどを意識したり、講師に確認していくことを一緒にやっていけたら良いですね。カタカナ英語も随分増えていますし、英語の辞書の日本語解説でほぼ同じ意味でも、微妙にニュアンスが違うことが多々あります。ネイティブは違和感を持ちつつ理解はしますが、それらを上手く使い分けられるようになれば、十分に上級レベルです。
初心者の方にお伝えしていることなのですが、ルー大柴さんいらっしゃいますよね。一文全てを英語にしなきゃと思うと大変なので、わかる単語だけでいいので、ルー大柴さんのように、分かる単語だけを英語で言っていくと良いです。
日本語のできる講師であれば、概ね伝わりますし、相手も分からない単語が直ぐに分かり、単語が分からず止まってしまうよりも、講師のサポートや指導も効率いいですよね。
なによりも会話量が増える。愉しい時間が増える。分からないことを端的に学べる。ルー大柴さん風の英会話はお薦めです。
私はみなさんとは反対で、日本語を勉強してる立場です。日本語を学び始めた時から、ずっと、英語と日本語を混ぜてしゃべっていました。徐々に日本語に置き換えないといけない英単語が減っていく感じです。
日本語の先生に「ルー大柴みたいだね!」と言われて、誰だろう?と思って調べて、ルー大柴さんを知りました。「私だ!」って笑えました。
初心者の方は、わかる単語と繋げて喋ることで、中上級者の方は、単語の違いをより深く知ること。それは英語を学ぶ、日本語を学ぶ、語学学習者にとって共通していることのような気がします。
今現在ニュージーランドに住んでいますが、街自体に日本人がほぼいないので日本語を使うことがほとんどないです。ただ、高校で英語(NZでは国語)を教えていて、学校に日本語を教えている先生もいるので、キャッチアップがてら話しはできます。
他には日本語の映画は見るようにしています。漢字が読めないので、字幕を英語にしています。
可能な限り、アウトプットする機会を得る、映画などで聞きなれる。初中級・中級レベルの英語学習者の方と、わたしの日本語学習は同じ学習方法ですね、
日本語を勉強するにあたって、英語学習者にも参考になることがあったら教えてください。
ちょっとしたときに、これ英語でなんていうんだろう?と思うことが大事です。
街を歩いてるときに、Parkって日本語でなんだろう?と。英語だと逆ですね。公園は何だろうと。辞書などは持ち歩かないので、小さいメモ帳に書き留めて、家に帰ってから調べたりしています。
他には、ジブリ作品はおすすめです。日本人の方、ジブリの作品は何度も観ていて内容が頭に入っていますよね。
まず、観て聴いていて愉しい(好きな映画・洋楽)
それを、学んでいる言語で観て聴いてみる。これがとても意味があると思います。
ストーリーが入っていない映画ですと、最初は、ぎりぎり、ストーリーを理解するだけで精一杯。愉しくなければそれで終わってしまいます。
私の場合、千と千尋の神隠しを何度も観ました。。日本の皆さんには馴染みのある映画ですよね。
それを、最初は英語、次は、日本語版で字幕は英語、次は、字幕も音声も日本語で観てみる。
みなさんの場合は、逆ですね。
そうすると、聞き取れていない部分に耳を傾けられますし、シーンと言葉が結びついて覚えやすいメリットがあります。
キャラクターによって使っている単語が違っていたり、口語表現が違ったり、それらの違いを探すのも楽しいです。
言葉とともに、文化や習慣を学べる方法ですね。
はい。「ひとまずルー大柴さんで、がんばって話してみましょう!」
日本語と英語が混ざっていても、会話の総量を増やすことができれば、そのプロセスでより多くの学びがあります。
わたしと生徒さん、お互いにルー大柴さんって、ちょっと可笑しな感じですが、
実は、アメリカ英語中心で学んできた英会話中・上級者の方でも、イギリスやオーストラリア・またインドの方と初めて話すときは、かなり聞き取れない、通じないと思います。
その時、お互いに、理解できる言葉選び・言葉の交換をしますよね。
できる範囲で話し、工夫して伝わりあうようにしながら、慣れる、学びあうのは、とても自然な言語習得プロセスだと感じます。
レッスンでは、少しずつ、英語でお話しできる量を増やせるようにサポートしていきます。
中級・上級者の方には、ナチュラルな英会話に磨きをかける”本格的な英会話指導”をさせていただいています。
日本語と英語のニュアンスの違いも少し理解できている英語ネイティブの先生は多くはないので、ネイティヴを取りたいけど、やっぱり少しは日本語を話せる相手じゃないと不安と思う方はぜひ一度、一緒にレッスンしましょう。ぜひ私をお役立ていただければと思います。
生徒さんでクチコミを書いて下った方がいて、海外にいる友達と話してる感じだとおっしゃってくれて嬉しかったです。日本のことで知らないこともいっぱいです。英語でいろいろ説明してもらいたいなと思っています。ルー大柴風大歓迎です、お待ちしています!
事務局よりコメント
イギリスで生まれ育った日英バイリンガルのAlex先生は、ほんわかとした優しい印象でした。日本語を学ぶプロセスのなかにたくさんのヒントが隠されいて、日本人の間違えやすい所をネイティブの感覚で教えてもらえ、海外に住んでいる日本の友達のような親しみやすさも魅力だと感じました。英語が母国語、日本語もできるネイティブ講師をお探しの生徒さんぜひ受講されてみてください。
オンライン英会話[大人の英会話倶楽部]の日本人講師:Alex先生のプロフィールはこちら↓
https://www.english-dialogclub.com/wte/prfdtlfrm/1694