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日本人の英会話講師:まあさ先生にインタビュー


公立高校教諭経験10年以上、講師歴20年。すべて生徒さんのレッスン内容を記録、きめ細やかなレッスンとフィードバックで、多くの生徒さんの英語学習を完全サポート、まあさ先生へのインタビューです。

早速ですが、どのようなレッスンを行っていますか?
プロフィールにも書かれている「瞬間英作文」というのが気になっているのですが。

はい、基本的な和文を英語で即答・即応していただく「瞬間英作文」レッスンが多くなっていて、その内容はオリジナルです。いろんなパターンで行っています。

「瞬間英作文」のために、常日頃から英文・日本文を併記した素材集を作り溜めていて、レッスンでは生徒さんに合った例文をSkypeのチャットボックスで送っています。
・日本文から英文の英作文だけでなく、リーディングしてもらう。文字で確認してもらう。など・・いろんな方式でやっています。
新しく興味を持った教材があれば、それも参考にしています。

瞬間英作文の例文パターンはかなりたくさん持っています。
ですので、新しい生徒さんから予約があれば事前にメッセージで「レッスンの希望」をお聞きしますが、ご希望が把握できない場合は、お話しして、提案して、お試しでやってみるという形をとっています。

瞬間英作文の例文などあれば教えてください。

日本語部分をSkypeのチャットボックスに入れるか、私自身が読み上げて、英語で返してもらうなどを行いながら・・ですが
その際に、特に大切にしていることは【配置】です。
NHKラジオ英会話の大西先生という方の「英語は配置の言葉」ということがしっくりきているので、日本語の配置ではなくて、英語の配置を身に付けてもらう。主語・動詞、じゃ次どうなるの?
Chunk(かたまり)でやっていくんですね。

例えばですが・・

①Look at the picture.
「見て」というのは「Look」 自動型の動詞、動作だけ示しますよね
Look、一旦切ってもらって、そして何を見るの?
前置詞がポイントを指してat the picture. というふうに(atにイメージがあるので)[前置詞+名詞]が一つのかたまりのChunk。配置で捉えるんです。

② I am happy.
I am(Be動詞)はつなぎの動詞で、何と?にhappyがきて、I=happy、私は幸せとなります。

③ I am speaking English now.
I =、なになにしているイメージは躍動感なので、I am speaking. ingでしているところ、そしてEnglishが足されている。という感じです。

配置でやると、受動態もこうなります。
④ English is spoken.
英語は話されるイメージなのでspokenとなるわけです。
[現在進行形]や[受動態]などの文法として理解するのではなく、[英語の配置]、つまり置き方をベースにやっていきます。その方が迷い少なく、言葉を置いていける(継ぎ足していける)感じですね。

他にも、同じく
Breaking newsだったり、News in Levelsなどの読むニュースサイトを使って、【スラッシュリーディング】を行っています。
Chunk(かたまり)を、配置で、どの切れ目か?ということを把握しながらやる方法です。
どうしても日本語語順になってしまうので、英語のままの配置をとらえる。というのを主にやっています。

文章を、かたまりでスラッシュで区切っていく訳ですね?

はい、そうです。例えば・・・これ(以下・・■レッスン参照資料■)を使いながらレッスンをします。
英語と日本語は語順、つまり文の組み立て方が大きく異なるので、よりネイティブに近い感覚で、英語を英語の語順で、かたまりを意識して、outputのトレーニングをしていくことが大切だと思います。

25分あっというまですね?足りないくらいですか

そうですね、一応構成は25分で考えています。
もともと教員だったので授業の構成はなんとなく作っていて、ただ、その場で質問なんかも出ますので臨機応変に対応しています。

それぞれ生徒さんごとに違うので、あまりたくさんレッスンの予約枠を出さないようにしているんです。
やはり、一人一人が雑になるのは嫌なので、お一人お一人の方に合わせて丁寧に、レッスンアドバイスもやったことのまとめと教材もわかるように。レッスンアドバイスも全部書ききれない場合は2回に分けて書いています。

先生からも丁寧なレッスンアドバイスは生徒さんにとったらノートですね。

そうですね、私自身もノートに残しておきたいっていうのもあるんです。
私もノートあります!
最初に始めたときから2冊目、3冊目・・・全レッスン、何をどうやったかというが全部書いて残してあります。

生徒さんが分からなくならないように、何を書いてるかというと、、生徒さんのSkypeIDと呼び名と聞いたことやお住まいなんかも書いてあります。パソコンも見ればわかるんですがノートにも書いて、前日にはこのノートを作る訳です。なので1日最大6レッスンくらいを目安にしないと、ちょっと時間的に。。ですね。

現在(2019年12月10日)の総レッスン数は?

ノートの連番だと・・3516レッスンになっていますね。

わあ、すごいですね。

それぞれの生徒さんのノートもあります。
どこどこに旅行に行ったお話やちょちょっとメモ書きで使っています。なので、ほぼどの方も記憶しています。

総生徒数はどのくらいですか?

そうですね、およそ140名くらいです。
継続の生徒さんで予約がいっぱいですね。

先生の生徒さんが聞いたら、こんな風に大切にノートにきちんと残しておいてもらえることがものすごく嬉しいですね!

一回だけのレッスン受講の方も残しているので、
前に久しぶりに予約してくれた方、向こうも受講したことを忘れていたくらいで「前に受けましたっけ?」と言われるくらいで、私全てフィードバックもとってあるのでノートにもパソコンにも(笑)そしてSkype IDでも履歴は残してあるので確認しています。
これも教員時代の「一人ひとりに向き合う」ことを自分なりにしていたので、この部分は今もやっていることの一つです。「一人ひとりに対して」そこが一番大事にしているところですね。

1年間の通信簿が書けそうですね

ははは、そうですね。書けるかもしれませんね。
ノートのことは生徒さんには誰も言ってないですが、私たちの姿勢って伝わるんじゃないかな。
自然に積み重ねで、ちゃんと一人ひとりに向き合っていかないと、もうレッスン受けて下さらないんではないでしょうか。私も逆の立場ならそうなので、忘れられていて違うことを言われたり、違う教材出されたりしたら
この先生わかってないなあと思われるのはいやだなぁと思うので、そこのところは気をつけています。レッスン前に間違いのないように。お名前や呼び方も、お住まいや、最近どうですか?だったり少し日本語も交えたりもするのですが、趣味のこともお話ししたりもします。

なるほど、先生の大切で、丁寧な生徒さんへの向き合いがあるんですね。

Q:わたしの英会話習得法・(過去・現在)

私は、外国に暮らしていたとかではないので、学校教育の中で基礎を学んで、英語が好きだったものですから、そのまま続けてきたという感じです。ですので自己流です。

子供の頃には近所の英会話塾には行ってはいたので、小さい時からやっていました。あとは自分で本を読むとかニュースを聞く読むなどの積み重ねかなと思います。一番は高校の教員をやっていたので、読む機会もあったのと、教えるという立場から得たものが多いです。

そうだったんですね、
まあさ先生は英語の4技能のうちどれが好きだったんですか?

学生時代は読むこと(リーディング)が中心でしたので、今みたいにコミュニュカティブな授業があったわけではないので、そういうところから外国に興味がありました。
昔の学校英語だと受験英語に特化した形で、それに読むということは好きので。

好きな洋書はありますか?

はい、昔はイギリス文学が好きだったのと、現代国語の先生が好きだった翻訳物だったり、古典的なシェークスピアだったり。
日本語から入っていって、それを原書で読みたいという気持ちが芽生えたり。きっかけの部分はやはり外国への興味でした。
しかし大学は実際英語ではなく、フランスを専攻だったんですけど

そうだったんですね、フランス語力はどのくらいキープされているんですか?

もうだめです(笑)大学卒業後ずっーと英語のみを教えていたので、フランス語はキープはされていませんね。

英語のほうはどのようにキープしていますか?

去年はTOEICを受験にむけ勉強をつつ・・今はとても便利なのでオンラインでニュースが見たり読んだりできますね。あとは生徒さんからのリクエストに応じてニュース記事とかも読むのでそういうところ(勉強)も大きいですね。
教えてるんですけれど、自分の趣味に近くなっている。という感じです。

趣味なの、仕事なの?その境界線、よくわからないです。
それぞれの方がいろんなことをリクエストしてくれて、そのニュースをアレンジしたり、スラッシュ入れたりして使ったりしています。
今は便利になって、Amazon Primeなんかでアメリカンドラマを見たり、BBCニュースをオンラインで見たり聞いたり、あとは付けておいておいたりですね。

楽しめて、趣味の延長上で教えたりできる。すばらしいことですね。

そうですね、やりながら(英語力を)維持してる感じです。私自身も一緒に学んでいるというイメージです。とても楽しくやっています。

Q:どんな生徒さんが多いですか?

生徒さんはいろいろいらっしゃいますね。
中学生の生徒さん、週に1回、週に何度かレッスンとってくださる方から・・、
上の年齢は(年齢は聞かないですけど)70代、80代の方もいらっしゃいます。40〜50代の主婦の方も多くて、もちろんビジネスの男性の方もいて、ばらばらですね。

最後に、Q:英会話学習者へのアドバイス・メッセージお願いします。

うまく言えないとか、いくらやっていても言えないだったり、忘れてしまう方もいるんですが、忘れてしまうということはその単語とか表現に今まで出会っていなかったから忘れてしまうのであって、それは進歩です。
忘れても忘れても何度もやっていけば、それが定着に繋がる。兎に角【焦らず、楽しみながら、継続できるように】
特にレッスンの中では”愉しみながら”の部分を継続できるようにと務めています。

まあさ先生も楽しまれていますね?

そうですね!それですね、こっちも楽しまないと相手も楽しめませんよね。
こちらの気持ちはやっぱり伝わるので、気持ちが入らないレッスンはやめたほうがいいので。昔から授業するときはそこも(楽しめるよう)していたので、あとは一人ひとりに向き合う。一人一人を見る。
教室では個を見つつ全体を見る。オンラインレッスンは1対1なので、真摯に向き合う。
リクエストされたことを可能な限り、それに添うようなレッスンを心がける。というような事です。
皆さんと一緒に楽しみながら自分も楽しんでいくスタンスです。

■イギリス大好きで、夏も行ってきました。ハリーポッターは、娘が大好きで、ほぼロケ地は制覇しています。観劇も趣味なので、ロンドンではいつも、何かを見に行っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オンライン英会話[大人の英会話倶楽部]の日本人講師:まあさ先生のプロフィールはこちら
https://www.english-dialogclub.com/wte/prfdtlfrm/558

■レッスン参考資料■
英文はSVで始めるので、その基本の形を瞬間英作文で練習しました。
素早く英語に変換できていました。SVの配置をしてから、次に「付け足す感覚」をトレーニングし、その付け足しパターンを増やしていく練習をします。(中学校レベルの文法でも、さっと英語にするのは、そう簡単なことではありません・・・)
繰り返し、練習してみてください。語学は、スポーツの筋トレと似ています。(笑)(まずはSVを配置してくださいね。)

1 I am Yumi.
*ポイント
be動詞「~です」→つなぎ =の役割

*単語・表現
colleague同僚 発音注意 コリーグ
shock動詞:shocking, shocked
surprise:surprising,surprised

1 I am Yumi.
Input
1. I/ am/ Kenji/.
2.I/ am/ a college student/.
3.I/’m/ hungry/.
4.I/’m/ shocked/.
5.You/ are/ a great cook/!
6.You/’re/ very kind/.
7.He/ is/ my best friend/.
8.She/’s/ a wonderful person/.
9.They/ are/ my colleagues/.
10.These pictures/ are/ beautiful/.

1.私=ケンジ  私はケンジです。
2.私=大学生  私は大学生です。
3.私=お腹がすいた  私はお腹がすきました。
4.私=ショックを受けた  私はショックです。
5.あなた=素晴らしい料理人 あなたは料理が上手ですね。
6.あなた=とても優しい  あなたはとても優しいですね。
7.彼=私の一番の友達  彼は私の親友です。
8.彼女=素晴らしい人  彼女は素晴らしい人です。
9彼ら=私の同僚 彼らは私の同僚です。
10これらの写真=美しい  これらの写真は美しいですね。

こんな風にテキストをそのまま入れてあるので使って、これでインプットで一度一緒に読んでもらいます。
次に、配置を確認し、次にアウトプットにつながります。

Output
1.私はヒロコです。
2.私は英語講師です。
3.私は眠いです。
4.私は悲しいです。
5.あなたは背が高いですね。.
6.あなたは歌がとても上手ですね!
7.彼は私の弟です。
8.彼女は有名な女優です。
9.彼らは私の大学の友達です。
10.この映画は素晴らしいですよ。

1.I/’m/ Hiroko/.
2.I/’m/ an English teacher/.
3.I/’m/ sleepy/.
4.I/’m/ sad/.
5.You/’re/ tall/.
6.You/’re/ a great singer/!
7.He/’s/ my (little) brother/.
8.She/’s/ a famous actress/.
9.They/’re/ my college friends/.
10.This movie/ is/ great/.

結構小さくスラッシュが入るんですね?

そうですね。これは私がスラッシュを入れています。
同じようにニュースソースでも、中学生の子がNews in Levelsを読んでいます。

Storm in Japan – level 1
Typhoon Hagibis hits Japan. 台風の記事です。
これはレベル1でかなり簡単で、中学生でもさらっと読めます。

It is a very big storm.
これを細かく分けていきます。Itイコールになって、a very big stormが一つのかたまりとなります。

It causes
a lot of damage.
SVとくると、後ろに働きかけて目的語が下におきました。a lot of damageというになる。

A Japanese news organization says
that
the typhoon kills
at least 49 people.

A Japanese news organizationという長いかたまり、一つの主語です。
thatで次説明しますよと示して、that以下が文章。
the typhoon kills 台風は殺します 何を?
at least 49 people. 人々を。という形で訳していくんです。

ニュース記事でも、一旦、コピペして自分なりに編集して(学習ポイントを明確にして)準備してから使います。

It injures
more than 200 people.

Rescuers are looking
for survivors.

They expect
to find more dead people.

The storm hits
a large area
of Japan.

Officials help
more than 230,000 people
get to safety.

The storm brings
heavy rain,
landslides,
and floods.

More than 100 rivers
overflow.

In one city
near Tokyo,
there is a new Japanese record
for the most rainfall
in one day.

Grammer in Useをしたい方もいらっしゃるので同じように、私の教材フォルダ(ワードファイル)に一旦入れて学びやすくしています。