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日本人の英会話講師:Su先生にインタビュー


ヨーロッパで13年間の仕事経験、今は京都在住で、着付けや茶道の先生、お寺の住職さんなど、海外のお客様の応対のための英会話を教えている、自分を表現しようとする力≒プレゼンテーション力強化重視のレッスンのSu先生。
Su先生の英会話習得方法やアドバイスです。

※Su先生は現在、講師登録中止中です。参考になるインタビュー記事ですので、そのまま掲載させていただきます。

先生はどのような方法で英会話を習得しましたか?

大学までは兎に角、基礎的な文法と語彙を増やす事に重きを置きました。
幸運な事に、英語教育で定評のある大学に行き、ネイティブの先生が多かったので、会話の相手に困る事はありませんでした。
でも、本当に英会話力が向上したのは社会人になってからです。
ビジネス用語や、そのプロジェクト毎に必要な知識がどんどん出て来て、どんなに勉強しても追いつかず必死でした。
綺麗に発音したい、というよりも、ちゃんと論理的に纏めて話さないと解ってもらえない。兎に角認めてもらいたい、与えられた役割を果たしたい、という気持ちが何よりのモチベーション。それがあれば、何とかなる、何とでもなる、と思いました。

英会話レベルが初級から中級レベルの時はどうでしたか?

英検2級を取得したのが高校生の時。
いわゆる、日本人流の読み書き・読解主体の資格試験対策、受験英語対策が中心で、英検2級取得以降は語彙を増やし、英語に触れる機会を増やすように心がけました。

初級から中級の一番の違い。
それは「英語で自分の意見を話せるか・どうか」だと思います。
私は理屈好きで好奇心が強い性格ですので、どんな事柄についても、英語で話せる様になりたい、と思い、思い付いた事を書く練習をしていました。
これは普段の生活の中で意識すれば出来る事です。どんな事に対しても自分の意見を持つこと、まとめてみる事。

日本語でも良いので、何かについて自分の考えを組み立てる、という作業を日々心掛けて下さい。
「表現する」とは「自分の考えを自分の言葉で話す」事です。日本語で出来なければ勿論英語では出来ません。

中級から今のレベルになるプロセスでは?

日本で散々練習して英検1級も取得していたのですが、英国の大学院に入って撃沈しました。
世界中から集まった学生達の雄弁な事!!
「表現する事」を幼い頃から教育されている彼らと、「言わぬが花」の日本人にはスタートから大きな差があります。
先ずは自分の存在に気付いてもらうため、どんどん発言し、人の意見に対しても入っていきました。
その中で、先ず、「結論を云う」そして、「何故その結論に達したか」という事を説明する、という王道のディスカッション術が磨かれて行き、英語の総合力はその中で鍛えられて行きました。

英会話学習の失敗経験やアドバイスを

私は、英語でのコミュニケーションを、学校やビジネスの現場で磨きましたが、日常英会話での同じですね。
日本語でも型にはまった言葉では、気持ちが伝わらない。
文法や文型に単語をはめ込んでいくことに留意しすぎるよりも
自分の気持ち・想い・考えを伝えたいと言う気持ちと、まずは書いてみる・話してみる。
そして、そこから、学びを増やしていくことが、ほんとうに伝わるコミュニケーション力を身に付けていく方法だと思います。
縁あって、フランスに渡り、フランス語を習得し起業もしましたが、フランス語も、やはり、伝えたい・伝えなければならない。が原動力でした。

言葉の習得に費やせる時間も、目標も上達のスピードも人それぞれですが、
勉強すればするだけ成果は絶対に現れます!ぜひ、みなさまも、自分の夢に向かって、愉しくチャレンジを続けてください。